【ACLE】川崎アジア制覇ならず。アルアハリの選手誰がいた?

今週の注目ネタ

2025年5月、Jリーグ勢にとって歴史的な一戦となるはずだったACLエリート(ACLE)の決勝戦。

しかし、川崎フロンターレの夢は、アルアハリの前に打ち砕かれました。

スコアは0-2。枠内シュートゼロという厳しい数字が物語るように、内容でも完敗という結果に終わりました。

でも、なぜこれほどの差が生まれたのか?

そして、アルアハリには一体どんな選手たちがいたのか?

この記事では、「川崎フロンターレがなぜ勝てなかったのか」を冷静に振り返りつつ、アルアハリという“巨大戦力集団”の正体に迫っていきます。

ACLエリート=外国籍枠が“完全撤廃”された新時代

まず、今大会の最大の特徴が「外国籍枠の完全撤廃」です。

これまではアジア枠、外国人枠などの制限が設けられていましたが、ACLEでは完全自由化。

これにより、アルアハリのスタメン11人のうち、なんと9人が外国籍選手という圧倒的な布陣になっていました。

正直“ワールドスターの寄せ集め”と言っても過言じゃありません。

川崎フロンターレがクラブの一体感と戦術で戦ってきたのに対して、アルアハリは“世界レベルの個”で勝負してきた。

サッカーの本質が違ったんです。

アルアハリの「スター集団」を紹介

ここで、今回の決勝戦で出場した(またはベンチ入りした)アルアハリのとんでもない戦力を、1人ずつ紹介していきます。

◯ ガレーノ(ポルトガル/FW)

決勝戦でスーパーゴールを決めた立役者。

2024年1月にポルトから移籍金5,000万ユーロ(約80億円)で加入という、ACL史上でも異例の大型補強。

スピード、テクニック、そしてシュートの正確性…どれを取ってもワールドクラスでした。

◯ フランク・ケシエ(コートジボワール代表/MF)

元バルセロナ所属。言わずと知れたフィジカルモンスター。

中盤でボールを刈り取る力と、前への推進力が川崎のパスサッカーを完全に封じ込めました。

対人でも負けない。まさに世界基準のボランチです。

◯ ロベルト・フィルミノ(元ブラジル代表/FW)

リヴァプールで活躍したストライカー。

攻撃の組み立てにも参加し、試合全体を操るようなプレーで存在感を放ちました。

フィニッシャーというよりも、ゲームメイカーとして機能していたのが印象的。

◯ エドゥアール・メンディ(セネガル代表/GK)

元チェルシーの正GK。2021年には欧州No.1キーパーにも選ばれた実績を持つ守護神。

川崎がわずかに放ったシュートも、すべてを正確に処理。

ゴールの“壁”として最後まで立ちはだかりました。

◯ イバニェス(元ブラジル代表/DF)

ローマで活躍していたセンターバック。

空中戦・対人・ライン統率力すべて高水準で、川崎の攻撃を跳ね返し続けました。

◯ リヤド・マフレズ(アルジェリア代表/MF)

元マンチェスター・シティのドリブラー。

今回の試合ではゴールこそなかったものの、何度もサイドを切り裂き、川崎のDF陣を混乱させていました。

一瞬の加速力は完全に“異次元”でした。

◯ イヴァン・トニ(元イングランド代表/FW)

ブレントフォードでプレミアリーグでも存在感を示していた実力者。

ベンチスタートだったものの、交代出場で試合を決定づける動きを見せました。

◯ ガブリ・ベイガ(スペイン/MF)

スペイン代表候補にも名を連ねる期待の若手。

ベンチにはいましたが、まさに“将来の主軸”候補。ヨーロッパでも注目されていた逸材です。

◯ マッテオ・ダムス(オランダ/DF)

PSVから獲得された右サイドバック。

スピードと守備力に加えて攻撃のスイッチを入れる展開力もあり、貴重なオプションとなっていました。

ベンチ入り23人中12人が外国籍選手という現実

これ、冷静に考えて異常ですよね。

ACLってアジアの大会のはずなのに、アルアハリの試合はまるで欧州の強豪クラブ同士のマッチを見ているようでした。

日本のクラブチームが育成やチームワークで戦う一方で、アルアハリは資金力で“即戦力の世界トップ”を揃えるというアプローチ。

ACLエリートという新たなフォーマットが、確実にサッカーの構造を変えつつあると感じました。

川崎フロンターレはどうだったのか?

もちろん、川崎もここまでの道のりは素晴らしかった。

引用:ゲキサカ

国内外の猛者を倒して、アジアの頂点まであと一歩のところまで来た。

しかし、正直この試合だけを見ると、“個の力”の差は歴然でした。

ボールを握れても、ゴール前で崩せない。

守れていても、たった1つの隙を突かれてしまう。

その差は、フィジカルでもスピードでもなく、「経験」と「質」そのものでした。

それでもフロンターレに未来はある

この敗戦は、悔しい。

でも、フロンターレがここまで来たことは日本サッカーにとって大きな意味を持っています。

ACLエリートという新時代の舞台で、しっかり“勝負”ができることを証明してくれた。

今後、日本のクラブがアジアを制するには――

  • 外国籍選手の質の見極め
  • 若手の国際経験の強化
  • クラブ全体のリソース分配

このあたりが大きなカギになると思います。

まとめ|アジア王者の夢は終わらない

川崎フロンターレは、確かに負けました。

でも、ACLエリートという新時代の中で、「世界の壁」をしっかりと見つめることができた。

それって、めちゃくちゃ貴重な経験なんじゃないかと思います。

この敗戦をどう活かすか。

それが、これからの日本サッカーの成長の分かれ道になるはずです。

次こそは、フロンターレが頂点に立つ姿を見たい。

いや、絶対に見せてくれる。そう信じて、僕はこれからも応援し続けます。

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